修理 FANTIC キャバレロスクランブラー 250

公開日:24-01-28

走れる!カッコイイスクランブラー

これからもオン、オフにご愛用ください。

走行中、信号待ちなどでスロットルを離すとアイドリング出来ずにエンジンが止まってしまうという症状。いつもではなく症状が出たり、出なかったり。自宅でエンジンをかけておくだけでは症状は出ないというもの。
まずはスパークプラグの点火状態は良好。
エアフィルターは汚れが酷く交換しました。
リークダウンテストをしてエンジンの圧縮状態をチェック。良好でした。
バルブクリアランスを測定したところかなり狭くなっており、エキゾースト側の2本はほぼゼロという結果でした。
どうやらバルブクリアランスが狭くなりすぎたため、エンジン温度が高くなるとバルブが押し開けられてしまって圧縮漏れを起こしていたようです。調整して走行テストしたところエンジンストールは起こらなくなりました。
念の為診断機テクサーで、ECUのチェックとスロットルバルブセンサーの再セットアップも行ってあります。

同時に承っていたグリップヒーターの取り付けとエンジンオイル交換、損耗の大きなドライブチェーンと前後スプロケットの交換も行いました。スプロケットのギア比はオーナー様の好みに合わせてややハイギアードにいたしました。

ファンティックのスクランブラーは、洒落ていながら、足周りのしっかりしたとても良い車体です。また楽しく乗り続けていただきたいです。