納車 2024年式250EXC

公開日:24-02-02


納車整備としてステアリングヘッドやスイングアームピボットなどのベアリングのグリスアップを行いながら、配線やセンサーなどの配置と機能を確認していきます。

今年のKTMのエンデューロモデルはフルモデルチェンジとなり、ほとんどの部品が新しくなっています。デロルト製からケイヒン製に変わったスロットルボディや電気制御となった排気デバイスの初期設定など、今までとは少し勝手が違います。
またリアのアクスルシャフトを引き抜いてもホイールが落ちないようにスイングアームに引っ掛かる出っ張りが追加され、ホイールの着脱が更に容易になっていました。元々KTMのホイールのカラーは簡単には脱落せず、整備性のよい作りでしたが、こうした細かい改良は整備士としてもユーザーとしてもうれしいところです。
それはつまりレース中のアクシデントにも素早く対応できるということ。よりプロユースになってきた2024年のKTM、かつてISDE(International Six Days Enduro)代表だったお客様に素晴らしく隔世の感をもって応えてくれるはずです。