公開日:25-01-31
「セルは回るのにエンジンが始動できなくなってしまった」と軽トラでご入庫。ガソリンok、ヒューエルポンプ・バッテリーなど電装系は良好。
排気に生ガスが混じっていましたので燃焼室にガソリンが入っている状態。特にこの寒さ、ガソリンは気化しにくくエンジンも暖まりづらく、インジェクション車といえども適した燃調を得るのが難しいのは変わりません。点火しないうちセルを回し続けると燃焼室にガソリンが入り、"プラグかぶり"がおこることがあります。
スロットルを全開にして余分なガソリンをとばします。開度を微調整しながら爆発位置を探し、無事安定してかかるようになりました。念のため電動ファンが回りだすまでエンジンをかけておき、一度停止させ再始動させたところ、やはり全く問題なくかかります。
そのまま車両はお持ちかえりいただきました。この冬も寒いですが、また楽しんでいただきたいです。