「IMPERIALE Takibi Talk&Ride」

公開日:23-11-22

ベネリ「インペリアーレ400」のオーナーズミーティング、「IMPERIALE Takibi Talk&Ride」。茨城県潮来市のキャンプ場で、栗やらピザやらマシュマロを焼きながらの和やかなインペリアーレ集会に参加してまいりました。

お集まりの皆様、その半分が女子!しかも8割がた初めてのバイクとのこと!よくぞインペリアーレにいきついて下さった、よく調べられているなーと感心しました。早速皆さんにお伺いしてみました。

「なぜインペリアーレを選ばれたんですか?」
「一発で惚れました」
「モーターサイクルショーで色々見ましたが、その中から決めました。」
「カッコよくて真っ黒の車体が他にはなかなか無いんです」
「電子デバイスが控えめなのが良い。カスタムして楽しんでいます」

みなさん、かなりいじってます!ハンドルをセパハンにしてみたり!グリップを皮巻きしたりマフラーにはバンテージ。ウインカーの形をお好みにしたり、風防やメーターバイザー、エンジンガードも色々なものをつけてらっしゃいます。タンクにペイントを施したり、お好きなサイドバッグを付けて楽しんでらっしゃる。もちろんノーマルそのままの方もインペリアーレが可愛くて仕方ない様子。これから夜通し愛知まで、インペリアーレで帰るという猛者もいらっしゃいました。

「買う前には色々な試乗動画をみました。力がないと言われていましたけど、でも初めてのバイクで比較するものがないので、迷わずスタイルで決めました。とっても楽しいです」
「乗れない日があったら耐えられない。インペリアーレが側にないなんて考えられません。いつも乗っていたい。行きたいところが沢山あって、仕事をしていてもどこに行こうかと考えています」

オーナー様はもちろんですが、身銭を切って「インペリハンカチ」を作って配った主催のプロトさんからもインペリ愛をヒシヒシと感じました。月刊「オートバイ」さんも取材をしながら楽しんでいらっしゃいました。

さて、力がない、とインペリアーレを評した動画では何をしたかったのでしょうか。街中はほぼ50‥60km/hの世界。まずはこの領域に力不足ということは全くありません。むしろこの領域を狙って走るのが楽しい。試しに2速発進は余裕、3速発進もでき、なんと4速でも発進できちゃいました。クラッチが可哀想で、それぞれ1回ずつ試してみましたが、その粘りに驚きました。座面は一部をスプリングで受けており常にわずかに揺れていますが、車体を軽〜くニーグリップするだけで、短めのRサスを補って、路面の凸凹をいなしてくれます。街中のスピード域でこそ、このリジットなバイクの動きを味わえます。

そしてインペリアーレは音がとても良いのです。ドウルルンといった裏返った音はなく、ダダダダというスッキリとした単発。比較的早めにシフトアップして五速におき、その音程とリズムの変化を楽しみます。駆け上がっていく音もよし、木立にこだましながら追っかけてくる音もよし。ナビなしで帰りは迷いましたが、この時もエンジンがトツトツと励ましてくれました。まさに相棒です。

交通の流れに沿って加速することも全く問題ありません。高速道路でも単気筒の一発は力強く、そのままスムーズに100キロへ加速します。以前乗っていたロイヤルエンフィールドクラシック500のような、高速でのきつい振動がないことにはびっくりしました。

KTMのような胸のすく、突風のような加速こそありませんが、どの速域をもなめらかにつなぎ、クラシカルなだけでなく、洗練されたカッコ良さを併せ持つインペリアーレ。前をふさぐ涸沼のガチョウさん達も、のんびりと逃げずに道を通してくれました〜^ ^❣️こんなちょっとした風景をみせてくれる、穏やかな風を纏ったマシン。過不足ないマシンです。